メキシコでの結婚手続き
こんにちは!
昨年メキシコ国内で入籍したのですが、その際の手続きの流れをご紹介したいと思います。
メキシコでは住んでいる州によって提出書類が異なるのですが、なんせ私が住んでいるのはメキシコの田舎街(日本で知り合ったケレタロ出身の元同僚にも聞いたことのない街だと言われました)、国際結婚の手続きの情報があまりありません。
そのため手探り状態で手続きを進めていきましたが、田舎だからなのか思いの外スムーズに入籍することができました!
私達夫婦は二人とも、教会での挙式や披露宴をしたくなかったので、boda civilといわれる法的な結婚手続きのみすることにしました。
ではまずは入籍までの流れを見ていきましょう。
①レジスターオフィスで入籍日の予約
いくつかレジスターオフィスがありますが、オフィスによって必要書類が異なり、立地やオフィスの雰囲気、空き状況をみて決めました。
Juez(身分登録官)立ち会いのもとであれば、自分達で指定した場所で入籍することもできます。
②入籍日までに結婚事前オリエンテーションの受講
私の住んでいる州はメキシコ国内で最も離婚率が高いので、このオリエンテーションの受講が義務化されているようです。
休憩を挟んで四時間にも及ぶものでしたが、「義母が家事に対して色々口出ししてきたらどうするか」、「夫が毎日夜遊びしていたらどうするか」などの問いに対して一人一人に意見を言う場が設けられ、結婚生活はとても現実的なものだということを再認識することができましたし、私達以外のカップルの意見も聞くことができ、とてもいい経験になりました。
オリエンテーション終了時に受講証明書がもらえます。
③必要書類提出
入籍日の約一週間前までにレジスターオフィスへ提出します。
④入籍
入籍当日の様子は別記事でご紹介したいと思います。
続いて必要書類を見ていきましょう。
メキシコ人の必要書類は省きます。
①戸籍謄本(アポスティーユ付き)
戸籍抄本でもいいのかもしれませんが、大は小を兼ねるということで戸籍謄本にしました。
通常の場合、これを州認定翻訳者に日本語からスペイン語に翻訳してもらう必要があるのですが、私の住んでいる州には英西翻訳者はいても日西翻訳者は存在しません。。。
ではどうするか。違う州の認定日西翻訳者に依頼するか、自分で英語に訳してそれを認定英西翻訳者に翻訳してもらうか。。
レジスターオフィスに問い合わせてみると、前者は時間もお金もかかるから、地元の私立大学で英語からスペイン語に翻訳してもらえばいいよ、とのこと。なんと緩いこと!
翻訳が出来上がるまで1週間ほどかかりました。
②パスポート
③メキシコ滞在証明書
現在所持しているビザ
④証人二人のIDのコピー、個人情報
新婦と新郎側で各二人の証人が必要です。個人情報はレジスターオフィスでもらったフォーマットに記入して提出します。
⑤財産分配書
離婚の際、家具や車などを含めた財産をどのように夫婦で分けるかを記した書類です。
レジスターオフィスでフォーマットがもらえます。
⑥結婚事前オリエンテーション受講証明書
⑦血液検査結果(未提出)
同棲していれば提出しなくていいようです。
戸籍謄本の翻訳をしてもらっている間、何度か納期の延長をされたり、指定された日に担当者から電話がかかってこない等、メキシコあるあるの適当な納期設定にモヤモヤしていたので、入籍日に翻訳が間に合わないのではないかとも思ったのですが、知り合いが担当者の友人であることが判明したので、彼からも担当者にプッシュしてもらいました。彼のプッシュがなければもっと時間がかかっていたと思います。
そんなわけで、国際結婚と聞くと複雑な手続きを想像しがちですが、提出書類も少なく、意外にあっさりと入籍することができました。
メキシコの緩さに感謝です!
ではまたー!